ヒット曲けんきゅうしつ

なぜヒットする?は証明できないと思います。誤字はちょっとずつ修正します。

「恋のメキシカン・ロック」橋幸夫(昭和42年)

ヒットチャートの無い時代の作品は、後世で語り継がれる間に、「きっと、当時すごく流行った曲なんだろう。」と感じる作品があります。 しかし、実際に当時の記録を見返すと、「アレ?そんなに流行ってたのかな?」と感じる作品も存在します。 今回取り上げ…

「オバケのQ太郎」石川進(昭和41年)

テレビアニメが流行歌に登場し始めたのは、昭和30年代後期です。当時は、“アニメ”という呼称は存在せず、漫画の映像化であり、テレビ映像も白黒だったためか"テレビまんが”と表現されていました。 初のテレビアニメのヒット曲は「エイトマン」(昭和38年…

「WE ARE THE CHAMP~THE NAME OF THE GAME~(Anderlecht Chanpion)」THE WAVES(平成5年)

平成5年にJリーグが開幕し、ヒットチャートに初めてサッカーをテーマにした作品が登場しました。THE WAVESさんの「WE ARE THE CHAMP~THE NAME OF THE GAME~(Anderlecht Champion)」です。 タイトルよりも、オーレとかオレオレオレと表現した方が分かり…

「替え唄メドレー」嘉門達夫(平成3年)

平成3年にヒットした「替え唄メドレー」は異色の作品です。当時の人たちなら知っているであろう流行歌のメロディを引用し、必ずオチのある替え歌に歌詞を変えた作品です。曲が次々変わるので、音楽性は全くなく、笑いのための作品です。 流行する音楽に求め…

「ランバダ」カオマ(平成2年)

カオマさんの「ランバダ」は平成元年11月に発売されました。この曲の人気に火が付いたのは翌年になってからです。オリコンチャートでは、4か月後の翌年4、5月に上位にランクインしました。 平成のヒットチャートではかなり珍しくなった洋楽シングルのヒ…

「夢想花」円広志(昭和54年)

「夢想花」(むそうばな)は、昭和53年11月に発売されました。円広志(まどかひろし)さんのデビュー曲です。 翌年の1月から2月に、ベストテン入りするヒット曲となりました。 「夢想花」というタイトルではなく、曲中に何度も繰り返される“とんで”や“…

「ステイン・アライヴ」ビー・ジーズ(昭和53年)

昭和53年はディスコ・サウンドが大流行した年でした。映画『サタディ・ナイト・フィーヴァー』が公開された年で、この映画のヒットによって、数年前から注目を浴びていたディスコ・サウンドがたくさんの人たちに支持されるようになりました。 ディスコ・サ…

「19:00の街」野口五郎(昭和58年)

昭和58年のヒット曲「19:00の街」は野口五郎さんの作品です。19時の街(じゅうくじのまち)と読みます。 1月に発売されたレコードは、ベストテン入りはしておりませんが、2月末から4月末にかけてヒットしました。 テレビドラマ『誰かが私を愛してる』の…

「セレソ・ローサ」ペレス・プラード楽団(昭和30年)

『ダンスと音楽』に掲載されている昭和2、30年の洋楽ヒットチャートを眺めていると、「マンボ・なんとか」、「なんとか・マンボ」と名付けられた作品が数多く登場する時期がある事に気付きます。 ラテン音楽のひとつである“マンボ”が、当時、アメリカでか…

「ダンシング・ヒーロー(Eat You Up)」荻野目洋子(昭和61年)

昭和60年前後に、“洋楽作品を日本語でカバーする流行”がありました。 こう表現すると、昭和30年代と同じ現象なので、「流行って周期的に繰り返すのかな?」と考えたりもします。 しかし実態は異なるように感じます。昭和60年代に日本語カバーされた作…

「スエーデンの城」レーモン・ル・セネシャル指揮の楽団(昭和39年)

昭和30年代の洋楽ヒットチャートには、映画館のスクリーンで流れた音楽が登場する事が頻繁にありました。 昭和39年にヒットした「スエーデンの城」も、当時日本で公開されたフランス映画の主題曲です。 日本で初めて売上ランキングの作成を試みた雑誌『…

「さのさ」江利チエミ(昭和34年)

江利チエミさんの「さのさ」は昭和33年に発売されました。「さのさ」はもともと、江戸時代中期に流行した端唄のひとつのようです。 このヒット曲は、なぜか昭和歌謡の歌詞本に掲載される事がほとんど無く、ジャズ歌手の江利チエミさんが、なぜ日本の音楽を…

「家へは帰れない」ザ・シャングリラス(昭和41年)

昭和3、40年代は、セリフが加えられた作品が多く登場したように感じます。間奏にセリフが挟まれる歌と言えば、つい演歌・歌謡曲を連想してしまいますが、洋楽でもたまに登場しました。 昭和41年にヒットしたザ・シャングリラさんの「家へは帰れない」は…

「島育ち」田端義夫(昭和38年)

歌謡曲では、地理的に日本の果ての街にいる人物が描かれる事があります。 知り合いのいない最果ての地に赴き、そこで打ち明けられる心情は悲しみが多いため、つい北国が思い浮かびますが、太平洋側の南国の作品も多いです。 昭和37年11月に発売され、翌…

「ノー・ノー・ノー」ザ・ヒューマン・ベインズ(昭和43年)

今回は、音楽ではなくデザインに偏ってしまう内容かも知れません。昭和43年頃のレコード業界に目に見える形で登場した、大変奇妙な流行である“サイケデリック”と呼ばれるジャンルについて取り上げます。 この流行は、レコードジャケットでの流行と捉えてい…