ヒット曲けんきゅうしつ

なぜヒットする?は証明できないと思います。誤字はちょっとずつ修正します。

1930年代

「ルンペン節」徳山璉(昭和6年発売)

世の中の流行を題材にして製作した時代? 徳山璉(とくやま たまき)さんの「ルンペン節」は、昭和6年(1931年)に発売されました。 "ルンペン"は前年に誕生した流行語のようで、現在でいう"ホームレス"に近い意味を持つ言葉です。 この時期に発売され…

「人生の並木路」ディック・ミネ(昭和12年発売)

歌だけ残った映画主題歌のヒット曲 ディック・ミネさんの「人生の並木路」は昭和12年(1937年)に発売されました。 歌の登場人物が"兄と妹"という設定は珍しいですが、映画主題歌として製作された作品です。 当時公開された日活映画『検事とその妹』の…

「軍艦行進曲(軍艦マーチ)」(昭和5年発売)

隠れたヒット盤「軍艦マーチ」 『売上實数ヨリ見タル流行歌「レコード」ノ變遷』(昭和十三年二月末調査)によると、昭和5年(1930年)6月に発売された「軍艦行進曲」は112,718枚の売上を記録しています。 戦後は「軍艦マーチ」という名称で定着してい…

「忘れちゃいやョ」渡辺はま子(昭和11年)

初めて発売禁止となったヒット曲? 渡辺はま子さんの「忘れちゃいやョ」は、レコードが発売された昭和11年(1936年)にヒットしたと推測されます。 3月に発売されましたが、6月下旬に内務省より発売禁止の処分を受けているからです。 レコードに対す…

「酒は涙か溜息か」藤山一郎(昭和6年発売)

古賀メロディーの初ヒット曲? 古賀政男(こがまさお)さんが作曲された、藤山一郎さんの「酒は涙か溜息か」(さけはなみだかためいきか)は、昭和6年(1931年)に発売されました。 翌年に発売された「影を慕いて」(かげをしたいて)と合わせて、古賀…

「東京音頭」勝太郎、三島一声(昭和8年発売)

社会現象となったヒット曲? 勝太郎(かつたろう)さんと三島一声(みしまいっせい)さんが交互に歌う「東京音頭」は昭和8年(1933年)に発売されました。 勝太郎さんはこの曲がヒットしてから芸者を辞め、小唄勝太郎(こうたかつたろう)と名を変え、…

「旅の夜風」(昭和13年発売、昭和37年)

2度ヒットした、映画主題歌 1度目のヒット(1938年) 映画『愛染かつら』主題歌の「旅の夜風」は、昭和13年(1938年)に発売されました。霧島昇さんと、覆面歌手のミス・コロムビアさんが歌われています。 戦時中にヒットしましたが、歌の内容は…

「のばせばのびる」楠木繁夫(昭和12年発売)

流行歌が全盛期の昭和12年前後 楠木繁夫さんの「のばせばのびる」は、昭和12年(1937年)6月に発売されました。 1928年に誕生したレコード音楽は、年々発売されるレコードの数も増え、後世に残るヒット曲の数も増え続けます。 成長が続く業界で…

「祇園小唄」二三吉(昭和5年発売)

初の"鶯芸者歌手" 二三吉(ふみきち)さんの「祇園小唄」は、昭和5年(1930年)に発売されました。 CDでは歌手名に藤本二三吉と印刷されていますが、当時は苗字が無い"二三吉"だったり、"葭町二三吉"や"葭町 藤本二三吉"と印刷されていたりします。 葭…