ヒット曲けんきゅうしつ

なぜヒットする?は証明できないと思います。2025年は昭和100年。

大阪万博をイメージして作曲された「京都の恋」(昭和45年)

流行時期(いつ流行った?) 「京都の恋」は、昭和45年(1970年)にヒットしました。 渚ゆう子さんの歌唱盤、ベンチャーズさんの演奏盤がヒットしています。 『レコードマンスリー』の月間ランキングによると、どちらの盤も11月、12月に人気を集め…

令和はスキヤキではなくラーメンの時代?「RAMEN PARA DOS」Maria Becerra, Paulo Londra(2025年公開・アルゼンチン)

日本食と言えばラーメンの時代? Maria Becerraさん、Paulo Londraさんの「RAMEN PARA DOS」は2025年に公開されました。 サムネの日本語『ラーメン二人(ラーメン二人分)』が気になりますが「RAMEN PARA DOS」はスペイン語で、Google翻訳では「二人のた…

ウクライナ侵攻後にロシアで支持され続ける「Татьяна Куртукова」Матушка(2022年公開)

戦争は「美化して報道する事」が最重要 2022年2月24日に現在も続くウクライナ侵攻が始まりました。 2022年3月24日に公開されたМатушкаさんの「Татьяна Куртукова」はロシアで人気のヒット曲です。 まるで狙っていたかのような1か月後の公開日です。 「もしか…

2025年はアジアの音楽が熱い?!「BẮC BLING (BẮC NINH)」Hòa Minzy(2025年公開)

ベトナムの音楽がYouTube Music Chartsにランクイン! Hòa Minzyさんの「BẮC BLING (BẮC NINH)」は2025年3月1日にYoutubeに公開され、4月23日時点ですでに1.6億回の再生回数を記録しています。 2か月弱で1億回再生、私はすごい事だと感じます。 …

初の洋楽シングル盤大ヒット「ボタンとリボン」ダイナ・ショア(昭和24年発売、翌年も流行)

洋楽シングル盤が流行歌より大ヒット! ダイナ・ショアさんの「ボタンとリボン」は昭和24年(1949年)に発売されました。 日本では「ボタンとリボン」が主題歌の『腰抜け二挺拳銃』が公開された1949年12月以降の翌1950年も人気が高かったよ…

「ビビデバ」星街すいせい(令和6年)

流行時期(いつ流行った?) 星街すいせいさんの「ビビデバ」は令和6年(2024年)にヒットしました。 3月22日に配信が開始され、オリコンストリーミングによるとベストテン入りはしておりませんが4月中旬から7月上旬にかけて上位にランクインして…

「さよーならまたいつか!」米津玄師(令和6年)

流行時期(いつ流行った?) 米津玄師さんの「さよーならまたいつか!」は令和6年(2024年)にヒットしました。 4月8日に配信が開始され、オリコンストリーミングによると4月下旬から6月上旬にかけてベストテン入りしています。 ベストテン入りして…

不思議な響きの陰旋法「さいこどんどん」(明治19年、20年頃)

どんどん行かない「どんどん節」? 「さいこどんどん」は明治19年、20年頃に流行しました。 "さいこ"と見聞きすると"サイコ(サイコパス)"を連想しがちですが「さあ行こうどんどん」で「さいこどんどん」と思われます。 明治大正には「どんどん節」が何…

人々の関心を集めた謎のサビ?「きんらい節(欽来節)」(明治25年頃)

様々な説を残した"長すぎる歌の文句" 「きんらい節(欽来節)」は明治25年頃に流行しました。 歌を聴いた明治時代の人たちに「何だコレは?」と興味を抱かせ、後世に「諸説あります」となった作品です。 多くの人たちの好奇心は【長すぎる謎めいたフレーズ…

戦後復興は石炭の増産から「炭坑節」日本橋きみ栄(昭和23年発売)

傾斜生産方式からヒット曲に? 「月が出た出た」で有名な福岡県民謡「炭坑節」は1948年にレコードが発売されました。 明治に誕生したであろう「炭坑節」が昭和の戦後復興期に人気を集めた事は興味深いです。 ・・・「炭坑節」が支持される背景があったよう…

軍隊のつらさを嘆く俗謡軍歌「雪の進軍」(明治28年出版)

軍歌ではなく【俗謡軍歌】 「雪の進軍」(明治28年発表)は日清戦争の頃に製作されました。 明治28年(1895年)に出版された『大東軍歌 : 雪月花 花』(大東軍歌 : 雪月花 花 - 国立国会図書館デジタルコレクション)に掲載されています。 そして【…

「APT.」ROSÉ & Bruno Mars(令和6年)

現在ヒット中 10/18に配信開始されたROSÉ & Bruno Marsさんの「APT.」(2024年)は現在ヒット中です。 初めて聴いたとき、洋楽では耳にしない日本語発音のような「アーパツアパツ」を連呼する歌唱が気になりました。 年末に訪れる「今年一年お疲れ様!…

粋な通人のユーモアから誕生?字余り都々逸「間違えば節」(明治20年、21年頃)

誰でも分かる"間違い"を歌う 「間違えば節」は明治20年、21年頃(1887年、1888年頃)に流行したようです。 様々な言葉をさかさまに入れ替えただけの歌詞です。 ♪間違えば 間違うものだよ ♪稲妻ごろごろ 雷ぴかぴか ♪蚊帳よかかつれ ヘソ立て線香…

大正に大流行した明治の俗曲「新まっくろけ節」(大正3年頃)

流行歌に記録された桜島の大正大噴火 「新まっくろけ節」は大正3年頃(1914年頃)に流行しました。 主題が「何かが真っ黒けになる事」という珍しい歌詞です。 JASRACでは添田唖蝉坊さん、後藤紫雲さんが作詞・作曲された事になっていますが、100年以…

昭和25年(1950年)のヒット曲ランキング(レコード会社発表)

オリコン以前のレコード売上集計 1950年代以前は定期的にレコード売上を集計した記録がほぼ見当たりません。 レコードが書籍や映画と肩を並べるほどの存在では無かった事を感じます。 この年代では【実際の売上枚数ではなく、レコード会社各社が生産した…