昭和50年代は、テレビから発信される娯楽が大いに流行した時代です。レコード業界では、“アイドル”という定義で、若者向けのジャンルを確立しましたが、テレビや雑誌等、他のメディアでも、発信する対象を若者に方向転換した時代だったのかも知れません。 …
ママス&パパスさんの「夢のカリフォルニア」は、日本では2回ヒットした作品です。 ヒットチャートの記録では、1度目は、作品が発表されて日本でもレコードが発売された昭和40年代初め。 2度目にヒットしたのは、なぜか十数年後の昭和50年代半ばです…
流行時期(いつ流行った?) いずみたくシンガーズさんの「帰らざる日のために」は、昭和49年(1974年)にヒットしました。 TVドラマ『われら青春!』の主題歌です。(中村雅俊さんの「ふれあい」が挿入歌なんですね。名作ドラマだったのだろうと想像…
昭和33年(1958年)の洋楽ヒットチャートを眺めていると、この年の流行がうかがえるランキング推移に気づく事ができます。 1つは、この年に登場したポール・アンカさんの活躍 2つは、同じくベルト・ケンプフェルト楽団さんの活躍 3つめは、『戦場に…
「盆帰り」は昭和51年5月に発売され、翌月の6月から8月にかけてヒットしました。 流行のピークは7月上旬ですが、それ以降も長期間にわたって上位にランクインした息の長い作品です。ちょうど歌の主題になっている季節にもランクインし続けていました。…
魅惑的な女性が登場する際や、官能的なシーンに流れるBGMとして多用される印象がある「ふたりの天使」は、多くの人がご存知の作品と思います。 スキャットが印象的なこのレコードは、昭和45年6月に発売され、8月から9月にかけてヒットしました。 テレビでは…
「硝子坂」は昭和52年にヒットしました。1970年代後半、テレビのオーディション番組『君こそスターだ!』をきっかけに歌手となられた高田みづえさんのデビュー曲です。テイチクレコードのレーベル、ユニオンレコードから発売されました。 レコードは1977年3…
昭和39年にヒットチャートに姿を現した、エレキギターが主体の器楽演奏であるサーフィン・サウンドは、ベンチャーズさんの活躍によって、ひとつのジャンルを形成する大規模な流行となりました。 昭和40年1月に来日公演をされたベンチャーズさんですが、…
競馬界で人気を得た競走馬が、その世界を超えて、競馬をしない人たちにも幅広くその名が知れ渡る事があります。流行歌の世界では縁が薄い分野ですが、当時、アイドル的な存在だった競走馬をテーマにした「さらばハイセイコー」がヒットしました。 歌われてい…
日本でロックン・ロールが広く知れ渡ったのは、昭和31年にエルヴィス・プレスリーさんの「ハート・ブレーク・ホテル」が登場してからです。 『ダンスと音楽』のランキングには、昭和30年にビル・ヘイリーと彼のコメッツさんの「ロック・アラウンド・ザ・…
「バス・ストップ」はテイチクレコードさんから発売された歌謡曲です。 ビクターさんやコロムビアさんと、戦前から営業されているレコード会社では、曲のジャンルをタイトルの上やレコードに記載する風習がありましたが、テイチクさんもこの作品を歌謡曲とし…
『ダンスと音楽』のヒットチャートによると、ジョー・スタッフォードさんの「霧のロンドン」は、日本では昭和32年(1957年)にヒットしました。SP盤のランキングでは、4月から6月にかけて2位を記録しています。 『ダンスと音楽』SP盤ランキング推移 集…
流行時期(いつ流行った?) 大信田礼子(おおしだれいこ)さんの「同棲時代」は、昭和48年(1973年)にヒットしました。 2月下旬に発売されたレコードは4月に最高順位を記録しています。 <『レコードマンスリー』月間ランキング推移> 年月 順位 …
昭和40年代前後、ビートルズさんの登場をきっかけにして、日本でも、若い世代がバンドを組み、オリジナルの作品を吹き込める時代に変わっていきました。 昭和30年代のエルヴィス・プレスリーさんが登場した頃は、日本の音楽業界は若者に対して、商品化す…
オリコンチャートの第1回のランキングで首位となったのは、黒沢明とロス・プリモスさんの「ラブユー東京」です。 昭和43年1月4日付の週間ランキングで、その後、3週連続で1位となりました。 1967年に行われていた試験チャートでも数週間1位を記録してお…