ヒット曲けんきゅうしつ

なぜヒットする?は証明できないと思います。誤字はちょっとずつ修正します。

「WE ARE THE CHAMP~THE NAME OF THE GAME~(Anderlecht Chanpion)」THE WAVES(平成5年)

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 平成5年にJリーグが開幕し、ヒットチャートに初めてサッカーをテーマにした作品が登場しました。THE WAVESさんの「WE ARE THE CHAMP~THE NAME OF THE GAME~(Anderlecht Champion)」です。

 タイトルよりも、オーレとかオレオレオレと表現した方が分かりやすいかも知れません。

 平成5年4月に発売され、5月末~7月初めにかけてヒットしました。

 

 ヒット曲と関わりが深いスポーツと言えば、野球や大相撲だった昭和時代ですが、平成に登場したサッカーは、それらと肩を並べるくらいの多くのファンを獲得したと感じます。ワールドカップが開催される年の盛り上がりは日本に定着しています。

 

 この作品は原曲が海外の作品です。B面に収録されているTHE FANSさんの歌唱が原曲で、このラップ詞が追加された盤は昭和62年に発表されていたようです。

 それよりも前にもオリジナルの作品が存在しているようです。

参考サイト:https://secondhandsongs.com/performance/595867/versions#nav-entity

 

 

 CDジャケットには“日本サッカー協会公認’93日本代表オフィシャル応援歌”と記載されています。応援歌というと、サッカーには他のスポーツと異なる点が1つだけあります。いつから存在する単語か分かりませんが、アンセムという代名詞があります。

 

 どちらかと言うと応援歌というより、選手をたたえる音楽のように感じますが、FIFAワールドカップが開催される年になると、出場国のヒットチャートにはサッカーをテーマにした作品が製作されます。

 そして優勝した国では、クイーンさんの「WE ARE THE CHAMPION」がアンセムとしてヒットチャートに姿を現します。

 

 

 数回聞いただけで記憶に残ってしまうフレーズを、曲中に何度も繰り返す「WE ARE THE CHAMP」は、応援歌の性質を備えていると感じます。

 洋楽ながら、子供でも歌えるような、分かりやすい英単語ばかりで構成されている事もそう感じさせる理由かもしれません。

 

 この作品の歌詞カードには和訳は掲載されておりません。その代わり、英語の歌詞の隣に、カタカナで英語の発音を掲載しています。

 おそらく英語を習っていない子供たちでも歌えるように、という目的でカナ表記を掲載していると感じます。

 

 タイトルのカッコ書きに記載されているAnderlecht(アンデルレヒト)はベルギーの街の名前です。私は全く詳しくないので、ググってみると、有名なサッカーチームの本拠地なんですね。そして、チームが創設された年が1908年(明治41年)。

 

 ・・・サッカーの歴史の長さを感じます。平成に入ってからJリーグ誕生と同時に、サッカーを通じて様々な国の文化も見えてきましたので、これからも競技にまつわる新しい音楽が登場する事を楽しみにしています。

 

 

曲情報

 発売元:株式会社ポニーキャニオン

 品番:PCDH-00011

 A面

  「WE ARE THE CHAMP~THE NAME OF THE GAMES~(Anderlecht Champion)」 

 B面

  「THE NAME OF THE GAMES(Anderlecht Champion)~Original Version~」 

 

参考資料

 「WE ARE THE CHAMP~THE NAME OF THE GAME~(Anderlecht Champion)」CDジャケット

 『オリコンチャート・ブック アーティスト編全シングル作品』オリコン

 「you大樹」オリコン