ヒット曲けんきゅうしつ

なぜヒットする?は証明できないと思います。誤字はちょっとずつ修正します。

「強風オールバック」ゆこぴ(令和5年公開)

流行時期(いつ流行った?)

 ゆこぴさんの「強風オールバック」は令和5年(2023年)に公開されバズりました。

 

 ヒットの記録を見つけられませんでしたので、2023年の何月に流行ったか?までは突き止められませんでした。

 

 


www.youtube.com

注)Yukopiさんの動画

 

 

 初めて聴いた時はまったくピンと来ませんでした。

 

 【ボーカロイドが歌っている曲】で知っているのは「千本桜」(2011年公開)だけです。

 

 "子供でも安心して見れるシンプルさ"が人気を集めたのだろうと想像しています。

 

 

流行り方は「帰って来たヨッパライ」と同じ?

 阪神タイガーズが日本一になった事で星野源さんイチ押しの「オマリーの六甲おろし」を知ることができました。(関西人ですが知りませんでした。ありがとうございます。)

 

 「オマリーの六甲おろし」のように【聴いている人に「何コレ?!」と感じさせる曲】がヒットチャートに登場することがあります。

 

 結果的にたくさんの支持を得てヒット曲に成長した作品がいくつもあります。

 

 

 そのなかで私がいまだによく分からないのが、オリコン史上初のミリオンセラーとなった「帰って来たヨッパライ」(1968年)です。

 

 このタイプには【瞬間的な勢いで多くの支持を集める傾向】もあります。

 

 

 「この爆発力は一体どこに存在していたんだろう?」と思います。

 

 「帰って来たヨッパライ」の起爆剤は深夜ラジオ放送と書籍で目にした事があります。

 

 「強風オールバック」もきっかけが深夜ラジオからインターネットに変わっただけで、「何コレ面白い!」と受け取る心理に差は無いのでは?と解釈しています。

 

 

 「強風オールバック」のナンセンスさはコミックソングに通じると思います。

 

 昭和から存在するコミックソングは、平成になってから数が減った印象です。

 

 規制が厳しくなったテレビから姿を消した印象です。

 

 インターネットが一般的になった令和から、ネット人口増加によりネットミーム(ミーム)が盛り上がり始めていると感じます。

 

 【ナンセンスな歌はネット経由で世間に浸透する時代】になったかも知れません。

 

 

恐るべし日清食品のマーケティング

 「強風オールバック」がネットで流行っているんだと知ったとき、すでに日清食品さんがCMに採用されていた事を知りました。

 

 


www.youtube.com

注)日清食品グループ公式チャンネルの動画

 

 

 日清食品さんは企業名も商品名も世間に浸透している企業ですので、名前を覚えてもらう事を目的にCM製作されていないと思います。

 

 【商品を購入してくれるであろう世代の流行りをマーケティングする事】を重視されて「強風オールバック」を起用されたと思います。

 

 

 (・・・日清食品さんのおかげでORANGE RANGEさんの「SUSHI食べたい feat.ソイソース」(2021年)も知る事ができました。本当にありがとうございます。)

 

 


www.youtube.com

注)ORANGE RANGE 公式アーティストチャンネルの動画

 

 

 

素人も発信する"ネットミーム"の危険性

 今年のユーキャン新語・流行語大賞のノミネート30語が公表されましたが、ネットミーム(ミーム)が入っていないのは意外でした。

 

 生成AIのインパクトが強すぎたからでしょうか。

 

 ネットミームはアンダーグラウンドな印象を持っていましたが、今では「自発的に調べなくてもYouTubeのおすすめに出てくる」とか「興味は無いけどよく目にするので検索してみる」で容易にたどり着く事ができる時代になっています。

 

 2023年、無駄に世間を騒がせた"寿司ペロ"もTikTok発のネットミームと思います。映画『バービー』の公式が原爆をバカにしたネットミームにいいねをした事も問題視されていました。

 

 個人のノリで気軽に発信できますが、事件・事故に限らず戦争の被害状況でさえ目撃者が即座に動画で発信して共有できる時代です。

 

 発信するかどうかは個人の常識次第、インターネットは私みたいな素人でも発信できますので、悪意があったりモラルを欠いた発信が存在する事も当たり前と思います。

 

 さらに今年は生成AIで簡単に嘘まで作れるようになってしまった印象です。

 

 【今までの良いか悪いか?の道徳に加えて、本物か偽物かを見極める知識も必要なネット時代になってしまった】と感じます。