流行時期(いつ流行った?)
MAISONdes(メゾン・デ)さんの「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ (feat. 花譜 & ツミキ)」は、令和4年(2022年)、令和5年(2023年)にヒットしました。
TVアニメ『うる星やつら』の第1クールエンディング・テーマです。
2022年10月下旬に配信された楽曲は、5か月後の翌2023年2月に最高順位を記録しています。
自然に流行したタイプのヒット曲と感じますが、第2クールになってから人気が高まっている事が気になります。
<mora~WALKMAN公式ミュージックストア~月間ランキング推移>
年月 | 順位 | 『うる星やつら』放送日程 |
令和4年10月 | 30位 | 第1クール放送開始 |
令和4年11月 | 27位 | |
令和4年12月 | 49位 | 第1クール放送終了 |
令和5年01月 | 34位 | 第2クール放送開始 |
令和5年02月 | 15位 | |
令和5年03月 | 19位 | 第2クール放送終了 |
令和5年04月 | 68位 |
注)MAISONdes -メゾン・デ- 公式アーティストチャンネルの動画
MAISONdesさんを、
ソニーミュージック公式サイト="SNSで最も使われる音楽アパート"、
うる星やつら公式サイト="「今最もSNSで使われる音楽」を生み出している架空のアパート"と紹介されています。
「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」は239号室の住人。花譜(かふ)さんがボーカル、ツミキさんが楽曲製作されています。
作品によってメンバーが入れ替わるグループ、面白い設定と感じます。
♪トウキョウ・シャンディ・ランデヴ
「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」は、曲調、覚えやすいメロディが特徴と思います。
昭和の流行のなかでも1970年代後半~1980年代前半に登場したシティ・ポップスを意識されているように感じます。
フレーズが耳に残る理由はドレミファソラシドの音階で6つ目の音が抜けている部分が多いからと思います。
短調なのでラシドレミ〇ソラで、あまりファの音があまり用いられていません。
ヒット曲でよく耳にする26抜き短音階の一種と思います。
(コード進行は相変わらず勉強出来ていませんので触れられません。)
歌詞は雰囲気で感じて楽しむ作品と思いますが、原作を考慮されていて面白いです。
"相手の気持ちが分からないため、主人公が不安とイライラを感じている"と解釈できます。
サビの歌詞をAIに解釈してもらいましたが妥当に感じます。
注)JASRACの管理楽曲、作品コード=760-0752-9
♪テイキョウ・ヘイセィ・ダイガク
「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」と「帝京平成大学のCM」を素材にした音MADが流行っていた事を最近知りました。
ニコニコ動画・・・2022/11/02公開、YouTube・・・2022/11/08公開
私は関西在住なのでCMを耳にした事がありませんが、完成度が高すぎて笑ってしまいました。
削除されていないという事は「God knows...」(2006年)のように、【一般人が流行りの素材を加工して投稿するインターネットミーム】が文化として認識されているかも知れません。
(アメリカでも、最近『バービー』の公式が一般人の不適切なミーム投稿に対して、いいねをした事が問題になっていますね。)
MAD動画の完成度の高さは、元々ニコニコ動画で「帝京平成大学のCM」を素材にした作品が製作され続けていた土壌が存在していたからだと推測されます。
「ノリノリチョッパー」2021/09/24投稿
MADが拡散したのはYouTube?TikTok?
結局2023年になってから流行りだした根拠は見つけられませんでしたが、「テイキョウ・ヘイセィ・ダイガク」の存在は大きいと思います。
もしかしたら、私のようにCMが放送されていなかった地域に時間差で広まり、人気が高まったのかも知れません。
今後、全国区のCMで今回のような現象が起きるかも知れないと期待しています。
曲情報
歌:花譜
作詞・作曲・編曲:ツミキ
テレビアニメ『うる星やつら』エンディングテーマ
参考資料
「音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~」
トウキョウ・シャンディ・ランデヴ feat. 花譜, ツミキ | MAISONdes | ソニーミュージックオフィシャルサイト