流行時期(いつ流行った?)
嵐さんの「Love so sweet」は、平成19年(2007年)にヒットしました。
オリコンランキングによると2月下旬に発売されたシングルCDは、3月から4月初めにかけてベストテン入りしています。
注)ARASHI 公式アーティストチャンネルの動画
歌唱が主役、主題は相手を想う気持ち
「Love so sweet」は息の合ったメンバーの歌声が最大の魅力と思います。嵐さんの個性を感じる作品です。
とても良い曲と分かりますが、説明出来ないのが申し訳ないです。申し上げれるのは、ジャニーズに関心が薄い層の耳に届くほど、何かの壁を越える魅力を持っているという事です。
オリジナル・カラオケでは印象に残るパートは無く、終始嵐さんの歌唱を引き立てる事に徹していると理解できます。音楽の主役は嵐さんの歌唱と感じます。
歌詞で描かれる心理に後ろ向きな気持ちは感じません。これまでのジャニーズアイドルが表現して来たポジティブで明るい心情で特別な事ではありません。
気になるのは、主人公が感じている恋心よりも相手の事を想う気持ちが強く描かれている事です。
嵐さんの「Love so sweet」は、SMAPさんに置き換えると「らいおんハート」(2000年)に位置する?と考えたりしています。
当たり前ですが、"恋した人を想う気持ち"は、グループによって表現のされ方が違います。この曲はなぜか、嵐さんらしさを感じます。
デビュー8年目に再ブレイク?!
ジャニーズ所属のアーティストはデビュー曲が大ヒットする印象があります。
デビューする事を知らない私はいつも突然のブレイクに驚いてます・・・(^^;A。嵐さんが「A・RA・SHI」(1999年)でデビューした時も感じました。
デビュー後しばらくは光GENJIさんが"光るもの"をタイトルにしていたように、"天候に関するタイトル"を歌うグループとして活躍されていました。
この曲の時点ではすでに路線変更されていますね。
いつ方針が変更されたのかは分かりませんが、事務所の方々は「このグループは何かを持っている」と気付かれたのだと思います。
華々しいデビューを飾ってから8年目に再ブレイクしたアイドルは他に思いつきません。(1970年代から基本的にアイドル=デビューから人気のイメージがあります。)
数年の下積みならあり得ると思いますが、5年以上も下積みを経験して人気を得たアイドルは、この時期に下積みされていたAKB48さんくらいしか思いつきません。(松山まさるでデビューされた五木ひろしさんでも6年・・・)
#lovesosweetを流すと恋が始まる
「Love so sweet」は愛され続けている作品のようで、2016年にツイッターでlovesosweetを流すと恋が始まる、というワードが話題となったようです。
元ネタは分かりませんが、ドラマのワンシーンに「Love so sweet」を重ねた動画が人気となったようです。(「どんなシーンでも嵐のLove so sweetを流せば恋が始まりそうな雰囲気になる」各方面で恋が始まってて大変 - Togetter)また調べておきます。
上記リンクでは2014年の『半沢直樹』の土下座のシーンで「Love so sweet」が流れ始める動画が・・・もう、めちゃくちゃですね(笑)。でも、悪意のないいじり方と思います。
「Love so sweet」は多くの人に愛された曲で、後世に名を残す平成の流行歌と感じます。
曲情報
品番:JACA-5053
発売元:株式会社ジョイ・ストーム
発売日:07.02.21
01
「Love so sweet」
作詞:SPIN
作曲:youth case
編曲:mugen
02
「いつまでも」
作詞:SPIN
Rap詞:櫻井翔
作曲:多田慎也
編曲:ha-j
03
「Love so sweet(オリジナル・カラオケ)」
04
「いつまでも(オリジナル・カラオケ)」
参考資料
「Love so sweet」CDジャケット
「you大樹」オリコン
「どんなシーンでも嵐のLove so sweetを流せば恋が始まりそうな雰囲気になる」各方面で恋が始まってて大変 - Togetter