ヒット曲けんきゅうしつ

なぜヒットする?は証明できないと思います。誤字はちょっとずつ修正します。

「Señorita」Shawn Mendes, Camila Cabello(2019年)

流行時期(いつ流行った?)

 Shawn Mendes(ショーン・メンデス)さんとCamila Cabello(カミラ・カベロ)さんの歌う「Señorita」は2019年にヒットしました。

 

 TOP50(フランスのオリコン的ヒットチャート)のランキングによると、2019年7月中旬から11月初めにかけてトップテン入りするヒットとなっています。

 

 7月末から9月初めにかけて6週間首位を獲得しています。

 

 

 


Shawn Mendes, Camila Cabello - Señorita

注)Shawn Mendes 公式アーティストチャンネルの動画

 

 

 

その頃、日本では…

 オリコンランキングの週間チャートは週替わりでランキングが変化しています。もはやCD売上ランキングは流行した音楽を把握する事はできません…(>_<)。

 

 moraさんの音楽配信チャートでは、米津玄師さんの「馬と鹿」が3か月間首位となっています。他には、RADWIMPSさんの「愛にできることはまだあるかい」がヒットしています。

 

 

 

大陸を越えて支持されるラテン音楽

 「Señorita」はフランスに限らず、2019年に世界各国でヒットした作品です。

 

 歌詞は英語ですが、タイトルはスペイン語です。スペイン語圏ハバナ出身のカミラ・カベロさんのイメージが尊重されたのだと思われます。

 

 2017年にヒットした「Despacito」が、後のラテン音楽の流行に影響を与えたと推測されます。カミラカベロさんは、翌2018年に「Havana」がヒットしています。

 

 私は「Havana」のヒットで、ラテン音楽の世界的な流行が収まるのかな?と思っていましたが、「Señorita」がヒットしたので気になりました…(^^;A。

 

 「Despacito」には及びませんが、YouTubeの再生回数はおよそ10億7千回を超える人気を集めています(2020年7月現在)。

 

<「Señorita」各国でのヒットの記録>

最高順位 週数
ブルガリア 1位 18
ポルトガル 1位 14
オランダ 1位 12
アイルランド 1位 9
ニュージーランド 1位 9
オーストリア 1位 7
デンマーク 1位 7
カナダ

1位

7
イギリス 1位 6
ドイツ 1位 6
フィンランド 1位 6
フランス 1位 6
ノルウェー 1位 5
スイス 1位 5
スウェーデン 1位 5
アメリカ 1位 1
オーストラリア 1位 1
ベルギー 2位 8

※参考サイト:SNEPランキング(https://acharts.co/song/122858

 

 

 

第一印象が良いラテンサウンド

 初めて曲を聴いたときに「良い曲!」と感激して、何度も繰り返し聴いてしまうタイプの作品があります。

 

 音楽理論で理屈があるのだと思われますが、ラテン音楽と総称されるスペイン語圏で誕生した音楽には、この傾向が強いと感じます。

 

 おそらく、意識して作品を聴かなくても曲が描く世界観を想像できる、"分かりやすさ"を備えているからだと思います。

 

 こういった作品は、楽譜を手に入れて試しに一人で弾いてみても、味気なさを覚える事が多いです(私の演奏技術が低いだけの話かも知れません…(@@;)。

 

 海外の作品を聴いて感じるのは、メロディがシンプルな分、それを補う雰囲気作りに力が注がれている作品が多い事です。

 

 

 

最近の洋楽ヒット曲を聴いて思う事

 流行る曲と流行らない曲が存在する事について、普段から無い頭で色々と考えています(>_<)。

 

 個人的な感想ですが、最近の海外でヒットした作品を調べて聴いていると、昔の日本のヒット曲を聴いた時のような、"意識して聴かなくても、自然と耳に入って来る作品"が多いように感じます。

 

 また、1つの作品が何週間も首位を獲得するようなヒットチャートを見て、「昔の日本のヒットチャートみたいだな~」と、うらやましく思ったりもしています…(^^;A。

 

 私はオリコンチャートよりも流行を反映している、音楽配信チャートに色々と期待を寄せています(^^)/。

 

 

 

楽曲分析

 「バンドプロデューサー5」の分析では、「Señorita」 はAm(イ短調)です。

 

 楽譜を手に入れる事が出来ませんでしたので、用いられている音階は分かりません。ただ、曲を聴いていて”覚えやすさ”が気になります。

 

 同じ繰り返しが多いからかも知れませんが、歌唱にはそれほど起伏が無く、おそらく音域がそれほど広く無いのかな?と思います。

 

 また、ドレミファソラシドのいずれかの音を省いたり、#や♭を用いないシンプルな音階で作られているように感じます。

 

 

参考資料

 TOP50(http://www.chartsinfrance.net/

 「you大樹」オリコン

 「バンドプロデューサー5」