ヒット曲けんきゅうしつ

なぜヒットする?は証明できないと思います。現在は明治~1950年代をけんきゅうちゅう。

「Wassuup!」Da Muttz(2001年)

いつ流行った?

 TOP50(フランスのオリコン的ヒットチャート)のランキングによると、Da Muttzさんの「Wassuup!」は2001年の2月から4月にかけてヒットしています。

 

 

 当時人気を集めていたバドワイザーのテレビCMから着想を得た作品のようです。

 

 悪ノリがすごいと思いますが、ふざけながらも謎の世界観が構築されているプロモーションビデオが面白いです。

 

 


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注)RHINO 確認済みの動画

 

 

思い切ってふざける心意気

 「Wassuup!」はバドワイザーCMの「ワザー!」を軸に、なぜか「U・キャント・タッチ・ジス」(1990)をサンプリングしています。


 「U・キャント・タッチ・ジス」も「ワザー!」に似て、親しみを持っていじられる作品となっているのでしょうか。

 

 音楽はMCハマーさん、映像では映画『ターミネーター』が用いられています。

 

 全く共通点の無い、バドワイザーのCMと「U・キャント・タッチ・ジス」と『ターミネーター』の3つを組み合わせて1つの曲を作る・・・。

 

 日本では生まれる可能性はかなり低いコミックソングと思います。

 

 アフロヘアのPERMINATORが、「ワザー!」でふざけ合う仲間たちを踊りながら成敗して行く謎の世界線。・・・PERMINATEDって。

 

 付いていけないくらいの悪ふざけの設定ですが、各作品に対するリスペクトを感じるのが不思議です。

 

 

バドワイザーのCMが始まり

 欧米で2000年ごろに放送されていた、バドワイザーさんの「Wazzup!」CMが視聴者に受けたようで、シリーズ化されています。

 

 

<バドワイザーの「Wazzup!」CM動画>


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注)MrBeatMasta 公式アーティストチャンネルの動画

 

 

 CMが好意的に受け止められたのは、"大人になってもふざけ合える仲"が描かれているからのようです。

 

 「What's Up?(最近どう?)」と挨拶するところを、友達が悪ふざけで「Wazzup!」と言ったところ、みんなが面白がって真似し始める様子が描かれています。

 

 かなり人気が高かったようで、新型コロナ感染症の流行で都市がロックダウンした際は、セリフを自宅待機バージョンにリメイクしたCMが放送されていたようです。

 

 

 CMのおかげで多くの人が「ワザー!」を知る事になりましたが、本来は1998年に製作された『True 』というショートフィルムです。真面目な作品です。

 

True (1998) | The Original Wassup? Short Film - YouTubeというインタビュー映像も含まれる動画もYouTubeに存在します。(私は英語もわかりませんので何を言っているのか、まったく分かりません。残念です(>_<)。)

 

 

参考資料

 TOP50(http://www.chartsinfrance.net/

 「Wassuup!」CDジャケット