ヒット曲けんきゅうしつ

ハートが熱いと感じる曲が多いのは1960年代と1980年代、そして2020年代

「千本桜」黒うさP(平成23年投稿)

流行時期(いつ流行った?)

 黒うさPさんの「千本桜」は、2011年9月17日にニコニコ動画に投稿されました。この作品が世間に広まった詳細な経緯は分かりません。

 

 2015年の紅白歌合戦で小林幸子さんが「千本桜」を歌唱されています。その頃には、多くの人たちに知られている存在になっていたと思われます。

 

注)ニコニコ動画 黒うさ さんの投稿動画

 

 

 ・・・紅白での衣装?が凄すぎる小林幸子さんを"ラスボス"と形容する価値観も、この2010年代に誕生したのだろうと思います。

 

 

 「千本桜」はボーカロイド(ボカロ)に関心が無くても耳にした事がある作品と思います。

 

 合成音声の初音ミクさんの歌唱ですが、それを特別視する感情が生まれないくらい良い曲と思います。

 

 バラードや演歌のように「アー」とか「ハァー」といった発声を伸ばし続ける歌唱が見受けられません。

 

 また、絶えず速いテンポで歌唱し続ける事で、聴き手に機械的な印象を与えないように工夫されていると思います。

 

 

平成後期に受け入れられた"スチームパンク"?

 「千本桜」は歌詞も映像も、"日本を詰め込んだ作品"と感じます。

 

 しかし、なぜか昔の日本(明治・大正?)を連想させる、"スチームパンク"に近い価値観で製作されている事が気になります。

 

 現代の若い世代にとって、明治・大正もおじいちゃんやおばあちゃんが生きた時代より昔。

 

 遠い昔となった時代はフィクションに近い存在になっているのかも知れないと感じます。

 

 これは現代特有の価値観ではないと思います。

 

 私は「江戸時代の人たちも、平安時代の出来事を伝説的に妄想していたのだろう」と想像しています。

 

 それと同じ流れと思っています。

 

 

"パラレルワールド"の価値観も

 科学的に実証されていない"異なる世界線(パラレルワールド)"という価値観。

 

 この価値観も現在は当たり前のように受け入れられる時代になっていると思います。

 

 「Pretender」(2019年)に【世界線】というフレーズが登場して、一人で驚いてましたが、昭和で言う【もしも~だったら】と同義語である事に気付きました。

 

 歌詞が【もしも】で始まる歌と言えば、

  「お嫁においで」(1966年)

  「芽ばえ」(1972年)

  「あなた」(1974年)

  「もしもピアノが弾けたなら」(1981年)

  「もしも明日が・・・」(1984年)

  「恋におちて」(1985年)

  「時の流れに身をまかせ」(1986,7年)

 などなど。

 

 1980年代に目立ちますね・・・。意外な発見(^^A;。

 

 

ボカロは日本固有の音楽表現

 米津玄師さんやYOASOBIさんなど、今のヒット曲を支えるアーティストを検索するとボカロPにたどり着く事が多いです。

 

 Adoさんに至っては"デジタルネイティブ世代"と定義する記事も見た事があります。

 

 この音楽表現は日本特有です。

 

 いつか世界を驚かせる作品が生まれる可能性を秘めていると感じます。

 

 第二の「上を向いて歩こう」(1961年)を期待しています。